原農園
原 勲さん
福岡県久留米市主な生産物:いちご
俺のイチゴは戦いだから
自分の信じた作り方を、ゆっくりとやる。しかし、それは戦いの連続だった
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納得できるいちごができるまで、10年
自身の病をきっかけに、いちごの栽培方法を考え直した原勲さん。それは途方もないチャレンジだったが、20年近くたった今でも有機質の資材のみで栽培を続けている。
農法を切り替えてからの10年は思うような結果は出なかったが、いまでは味もよく日持ちも長いいちごになったという。販売業者との契約栽培をしているわけではないため市場を通して流通しているが、原さんのいちごを指名買いしていくバイヤーも多いそうだ。
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自信がなければ売れない
化学肥料を使わないいちご作りはほとんど例がありません。自分で良いと思えるいちごを、自信を持って作る。そうやっていこうと思い、いまでもそれを続けています。自信が持てないものを売ることは難しいですからね。
通常、青い状態で摘んだいちごは渋くて食べられませんが、私のいちごはその状態でもほのかに渋みがありつつもおいしいです。真っ赤に熟した状態の味は格別だと思っています。