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川長三晃丸(平塚漁協)

伏黒 哲司さん

神奈川県平塚市
主な生産物:アジ・サバ

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「地場産の魚にこだわった商品を」

キッチンカーを導入し、イベントにも積極的に出動する行動力

「平塚で魚が獲れるの?」そんな市民に漁師が熱烈アピール。

 漁港があることを市民が知らない。平塚の定置網漁業の漁業者は漁獲量のうち8割を横浜や小田原の魚市場に出荷している。そんな状況に危機感を覚えた平塚漁協の伏黒さんが2011年に始めた「地どれ魚直売会」は人々の注目を集め、3年間で売上は4割増加したという。そして「おいしい地どれ魚の普及キャンペーン大作戦」を開始。さらに2014年にその日に獲れた地魚料理を提供する「平塚漁港の食堂」をオープンした。マスコミに取り上げられたこともあり、連日大盛況だ。漁業者の課題解決・収入アップを目指し、多様な取り組みが進行する中、地元の東海大学とキャラクターの開発を行うと同時に、平塚漁港のネーミングライツを行う。現在は「ひらつかタマ三郎漁港」として平塚市民にも親しまれるようになった。

対面販売で、モチベーションがアップ

 直売会は、生産者と消費者の交流の場です。買った魚の料理写真を携帯で見せてくれる方や、おいしい食べ方を聞いてくれたり。そういった直接のやり取りが生まれると、嬉しいですよね。消費者からの魚の疑問に答えようと「日本さかな検定」の勉強をする漁師もいますし、鮮度管理の意識もさらに向上しました。
2014年にオープンした「平塚漁港の食堂」は、多数のメディアから取材していただきました。地元の人が気軽に通える価格帯で朝どれ鮮魚を提供しています。ランチタイムだけで平日150人、週末は250人くらいにお越しいただいています。