牛と人の幸せな牧場を。
牛は生活に身近な存在
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都心から一時間のシティーファーム
磯沼ミルクファームは2ヘクタールの敷地をかまえた、八王子市にある牧場だ。磯沼正徳さんは、父が始めた酪農に子供の頃から興味を持ち、農大を出た後はオーストラリアへの研修などにも行った。そこで出会った「広さを活かし、牛の能力を活かす飼い方」に感銘を受けた磯沼さんは、日本でもそのやり方ができないかと考え実践し、今に至る。「地域に牛がいると、子どもたちが元気になるんです。うちは『牛と人の幸せな牧場を』というのがモットーです」
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7種類の牛を飼うのが夢
うちは日本唯一だと思うのですが「一頭の牛から絞ったミルクだけを使ったヨーグルト」というものを製品化しています。普通はたくさんの牛のミルクを混ぜて作りますが、そうではなくプレミアムな「母牛の名前入りヨーグルト」を作っています。現在は5種類の牛を飼っていますが、これを7種類にするのが目標です。複数種の牛を飼うのはリスクもあるのですが、そうすれば7種類のヨーグルトが作れますから。