ホーム > 埼玉県の生産者一覧 > ROSE LABO(Flowery)
バラの精、Flowery。現代に現る
バラが好きすぎて就農し、ハウスを持つ。脱帽の若き行動力
-
愛情をかけて育てるほど、きれいに咲くことを体感
家族全員がバラ好きで、家にバラがあるのが当たり前という家庭に育った田中綾華さん。あるとき、食べられるバラがあることを知り、「バラ好きなのに知らなかった」とショックを受けたという。あれこれ調べるうちに「食べられるバラを自分で育てて、いろいろな人に届けたい」と思うようになり、バラ農家になるため大学を辞めて起業した。
水耕栽培なので、肥料は液肥。口にするものだから、通常のバラ栽培で使用するような農薬は使わない。お酢など、人間が食べている物で虫の対策をしている。 農薬については第三者機関で残留農薬検査276項目の検査を毎年受け、すべて不検出という結果をもらっている。検査は今後も続けていくという。
-
バラのファンを増やし、農業に興味をもってもらいたい
収穫は年5回くらいで、生花のまま飲食店に直販しています。ほかはすべて冷凍保存して、一輪も無駄にしません。冷凍したバラを加工品の材料として原液水や花びら入りのジャム、クッキーなどを作り、百貨店の催事や週末のマルシェなどで販売しています。
マルシェに参加する一番の理由は、買ってくれる人に思いを直接伝えられるからです。対面販売でバラのファンを増やし、農業の面白さに興味をもってもらえたらいいですね。
10年後には、「バラといったらFlowery」と言われるくらいのブランドを作り上げたい。100年後にはバラを食べるのが当たり前になっていて、「昔はバラを食べずに見るだけだったんだって」となることを夢みています(笑)。