自然豊かな島根県柿木村
緑に囲まれた土地の暮らし
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おいしい、柿木村
過疎化が進む山間地。この柿木村も例外ではなかった。合併し吉賀町柿木村となった今の人口は1500人ほど。今後の行く末を模索した結果、村の人々が選んだのは「自給的な有機農業の道」だった。お金が無くても、食べ物を自分たちで作れるのなら何とかなる。そう考えたのだ。傍目には危機的状況のように感じるが、昔から柿木村に住む吉田さんは朗らかに笑う。「水がおいしい、空気がおいしい。それが最高じゃないですか」
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バス運転手時代に覚えた農業
私は元々バス会社に勤めていました。柿木村のみんなが九州に有機農業の視察をしに行っていた頃があるのですが、その時私は運転手として同行し、視察先で一緒に農業を学んだんです。退職後、農業をやることにしましたので、やるなら農薬などを使わなくてもできる持続的な農業を選びました。元気なうちはずっとこの暮らしを続ける、それが私の夢です。
最近は村に移住希望者も多いようです。畑はあっても空き家がないので隣町に住んで通っている若い人もいますよ。