家族が健康で幸せに生きるために野菜を作る
「この地の風土と命で育った野菜本来の味を楽しんでほしい」
-
淡路島の風土を最大限に生かし、素朴に育む
年間を通じて瀬戸内海特有の温暖な気候に恵まれ、日照時間が長い淡路島。日本各地で農業研修後、2004年に淡路島で就農した花岡明宏さんは、合鴨農法により有機米栽培をする地元五色町のグループに仲間入りし、有機栽培で米や野菜作りを開始した。風土に根ざし、タマネギを中心に、ニンジン、ジャガイモ、ダイコンなど、年間30〜40品目ほどの野菜をいまは無農薬無肥料で自然栽培している。花岡さんにとっての基本は、子どもや家族が健康で幸せに生きるために野菜や米を作ること。「丹精込めて作ったものを子どもたちが食べ、僕や家族が働く姿を見て育ち、この地で一緒に農業をやっていければ、いちばんの喜びですね」と花岡さんは語る。
-
家族や地域を守り、シンプルに農業を続けたい
風土の恵みや自然環境、作物の命の力を生かして人が食べるものをうまく作っていければ、地域のなかで食や仕事などがきちんと循環していく気がします。いろいろな作業を通して地域を守っていくという大事な仕事も含むのが農業だと思います。ベースとなることをしっかりやりながら、家族を守り地域を守り、本当にシンプルに農業を続けていきたいというのが強い想いです。
うちの野菜や有機米は市内のマルシェや自然食品の店、インターネットでも販売していますが、実際に田んぼを見て買っていただけると嬉しいですね。農園に直に来ていただけるのは大歓迎です。この地の風土と命で力強く育った野菜本来の味やうま味を楽しんでいただけたらと思います。