山があって海があって人が生きる
地域性を考慮し、与えられた条件を利用してうまくやっていく
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地域限定特産品で、この地を活気づける
「この地域は高齢化で平均年代がどんどん高くなっています。就農年齢もどんどん高くなっていますので、つまり若者が農業から離れているという状況です。中島菜のような特徴がある生産物を他にも作って、盛り上げていかなければという気がしています」
中島アグリサービスの松田全史さんは自身の役割を見据え、生産・加工・販売を一挙に手がける6次産業に取り組む。引退した米農家の稲作を手伝う代わりに、地域の伝統野菜である中島菜を作ってもらうなど、地域の宝を無駄にせず輝かせている。
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安全でおいしいものを出荷する
石川の特産品というのは中島菜だけではなくて、米や野菜色々あります。やっぱり、国産だから安心して食べられるということはあると思っています。どんな食べ物を選ぶかは消費者の判断ですけれども、私としては『安全でうまいものしか出荷しない』と決めています。うまいもの、というのは旬で一番おいしくなった時に出荷するということです。中島菜にしても大根にしてもそうやって作っています。