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友栄水産

橋本純さん

三重県度会郡南伊勢町
主な生産物:伊勢真鯛

魚を好きになって、おいしく食べてもらいたい

コラーゲン、ビタミン、ポリフェノール、1匹の魚に豊富な栄養!

三重の特産品でマダイを地域ブランド化

熊野灘に面する三重県南伊勢町の漁師村・阿曽浦。伊勢志摩国立公園内に位置し、全国有数の養殖マダイの生産地だ。漁師の3代目・橋本純さんは、40代になったばかりの若さで三重県海水養魚協議会の会長を務め、『伊勢まだいプロジェクト』を推進している。
東日本大震災の津波で大きな被害を受けた養殖業者たちが復興に向けて立ち上げたもので、マダイに付加価値を付けてブランド化するため、三重特産の「海藻・柑橘・茶葉」の粉末をエサに混ぜ、肉質改良を図っている。脂分を抑えたさっぱりした味わいで、栄養価が高く日持ちが良いと好評だ。2012年の秋から試験的な出荷を始め、伊勢遷宮や伊勢志摩サミットの時流を捉え、成果を上げている。

消費者との直の触れ合いが作り手の生きがいに

一年を通して同じ味を追求しています。天然の魚には旬がある代わりに身が痩せる時期もあります。養殖はコントロールしながら育てていますので、オーソドックスにおいしく、しっかり栄養があります。離乳食が始まった時期の赤ちゃんに必要な成分がいっぱい入っていて、僕の子どもたちはみんなタイで育ちました。
魚にストレスを与えないように1匹ずつ手作業で生きたまま出荷します。身に栄養分をきちんと行き渡らせるために、骨や皮にも天然物以上の旨味や栄養分が入っていますので、全部を食べていただきたい。提供の仕方を工夫し、食べ方や魚のさばき方も伝えていきたいです。内臓や骨など構造を知ってしまうと、5分でさばけるようになります。