蒲澤 勝衛
蒲澤 勝衛さん
新潟県新潟市主な生産物:女池菜
伝統野菜を守り抜く
新潟市内にしか出回らない「女池菜」の栽培
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新潟市のごく一部のみで栽培される野菜
蒲澤勝衛さんは農家の三代目。市内の住宅地で農業を営んでいる。新潟駅から車で15分程度の距離なので、農地の周りは住宅が多い。元々畑だった近隣がどんどん宅地になっているという。
住宅地となった今でも作り続けている「女池菜」という野菜は、女池地区で栽培されたもののみがその名を冠して出荷される。流通量は少なく、新潟市内のみで全量消費される地域の伝統野菜だ。
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都市と農業
女池菜は、とう(茎)の部分が他の葉物野菜に比べると長いのが特徴です。おひたしや胡麻和えなどにして食べます。女池菜というブランドになったのは約40年前です。うちの栽培面積で40アール程度で、女池地区全体の生産者数で30人に届かないくらいです。
地域に後継者もほとんどいません。一番若くて40代です。これから先はもっと厳しくなると思いますが、お米など他の作物とあわせてやっていきます。