「干しぶどうを通じて出せる個性がある」
三人の三代目が絡み合うことで発揮される躍動力
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好奇心×3の相乗効果がドリファのチカラ
三者三様の若きブドウ農家が共同で経営する、ドリームファーマーズは干しぶどうを生産する会社として立ち上げた。「ブドウ(果樹)は季節品だけど、干しぶどうなら、一年中ブドウを食べてもらえるじゃないですか」と、話す。そしてそれを地元のお土産品にし地元・安心院のために貢献したい、というのが設立理由だ。
当初は、それで儲けて銀座で一晩で使おうぜ、というのが目的でしたけど、と笑う。みんなブドウ農家で、三代目で……と共通点もあるが、当然、性格は異なる。だからこそ何事も相談しながら前に進むのだという。好奇心が無いと達成するのは難しい、と話す3人は、商品のクオリティーや販路拡大のみではなく、「農村ベース」を創造し、地元のためにカフェやイベントなどを手がけていく。
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僕らが楽しんでないと、誰もついてこない
なにか面白いことやろう、どうせやるなら地域・農業の活性化につなげよう、という思いがあります。会社で儲けると言うよりは、自分たちも楽しみつつ地域を盛り上げることが大切です。出会いはとても大切だと思うのでグリーンツーリズムや修学旅行なども積極的に受け入れています。僕らのやっていることを見て感じて、そしてまた会いに来てくれる。僕らを目標にして農業に携わるような人が増えてくれるとうれしいですね。
干しぶどうを通じて僕らの個性が出ていって、楽しい出来事がおきて、そこに新しい出会いが生まれる。そこに大きな喜びがあります。