ハワイ育ちの知恵と感性が、沖縄で花開く
塩水が味の決め手のパイナップル
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足元を見つめたとき、パイナップルに気づいた
今では有名な「塩パイン」。その生みの親である依田啓示さんは、ハワイ育ちということもあり熱帯植物が大好き。ライチやドラゴンフルーツなど、日本ではまだあまり馴染みのなかった果物で独自性の高いビジネスを志すが、食べ方が浸透していない食品を買ってもらうことは至難の業だった。
挫折しかけていた頃「本当のブランディングとは、誰もがやっていることを誰にも出来ないレベルでやることだ」という言葉に光明を得た依田さんは、メジャーすぎるからと避けていたパイナップルに目を向けた。ハイクオリティなパイナップルの生産に挑んだ結果、人気商品を生み出すことに成功した。
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「持続可能」とは、無理なく生きるということ
私はスローライフに興味を持って、今こうして農業と畜産そしてレストランを営んでいます。カナンスローファームでは素材にこだわった食事を提供していまして、人々が抱える日々のストレスを、どうやったら解消できるだろうか、と日々考えながら取り組んでいます。おかげさまで観光の方も地元の方も来てくださるので大変嬉しく思っています。
ちなみに、この建物を改装する際にも素材にはこだわりました。内装には藁や珪藻土、赤土や石灰などを使っています。もしこれを全部壊す日が来ても、そのまま土に返せる、そしてそこで野菜の栽培ができるような「持続可能性」を形にしたいという思いからです。