世界品質の「紅茶」を沖縄から発信。
沖縄を紅茶の産地にして、その価値を守ることが今の仕事だと思っています
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神様からの贈り物
「肥沃な土地は堆肥を入れれば作れます。けれども紅茶栽培に適している痩せた土は作れないんですね。その痩せた土地をこの沖縄で見つけることができたんです」アイデアというのは2つの独立したものがくっついて役に立つものだと語る内田智子さん。現在もバイヤーとして20年以上の経験を持つ彼女が、その土地に巡り合ったのは神の采配だったのかもしれない。
100年紅茶を作っている場所でも、産地と呼ばれないことがあるという。「テロワールを作らないと産地とは言われませんので、それを築き上げたいです」沖縄と紅茶をあわせるというアイデアが、決意とともに輝き、花を咲かせようとしている。
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「沖縄に紅茶があってよかった」と言われるような仕事をしたい
沖縄で作った紅茶は想像以上に素晴らしく、どんどんレベルの上がっていく紅茶に夢中にならざるを得なかったですね。これまで沖縄ティーファクトリーとして畑を作ってきましたが、テスト段階は終わりました。これからは協力してくださる農家さんと一緒に、沖縄を紅茶の産地にして私たちが沖縄の紅茶の価値を守るということが今の仕事だと思ってます。
2020年までには、ホテルなどで国産紅茶の需要が急増すると思っていますので、沖縄がその産地になれるように取り組んでいきます。