草倒し農法で、有機みかん出荷量日本一！
４〜５年かけて、健康な腐葉土を作る、自然栽培のみかん
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誰もが安心して食べられる健康なみかんを
有明海に面した多良岳の裾野一帯は柑橘栽培が盛んな土地として知られている。この地で全国最大規模の有機の柑橘園を営むのが佐藤睦さんだ。昭和43年にみかん栽培を始めた当初は1ヘクタールだったが、いまでは32ヘクタールまで面積が広がった。畑は山の各地に全部で67カ所、100本から始めた木の本数は3万本になる。
無農薬・無化学肥料の有機みかん栽培者は、全国のみかん農家6万人ほどのなか、わずか100人程度で、0.2％もいない。佐藤さんは昭和62年に無農薬・無化学肥料栽培に切り替え、東京ドーム6個分の農場の敷地はすべて有機ＪＡS認定を受けている。転換期間中など、認証を受けられない畑も、認定のある畑と同じように栽培している。
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太陽の恵みをいっぱい受けたみかん
うちのみかんは特別甘いわけではありませんし、皮に黒い斑点がありきれいなみかんに比べると見劣りします。それは農薬や化学肥料を使わずに育てているからです。ですが、だからこそ「酸味と甘さがあって昔ながらの素朴な味がする」と好んで毎年買ってくださるかたもいらっしゃいます。
お客様は全国にいます。有機栽培みかんのシェアのうち３割が私たちのみかんです。京都の保育園からは毎年注文があり、「佐藤さんのおじいちゃん、みかんうまかった」と子どもたちからはがきをもらうことも多く、励みになります。みかんを毎年10キロ買う人が1000人、2年に１回10キロ買う人が1000人、思い出したように3年に１回10キロ買う人が1000人、全国で合計3000人。おもしろいでしょう？