父の跡を継がなければ。そういう意識が背中を押した
みかんの名産地で40種類に及ぶ柑橘を栽培
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父の残した柑橘畑
自衛隊員から地元三ヶ日の柑橘農家となった外山輝司さん。父が亡くなってからの就農だったため、技術的なことを教わる機会はなかったという。だが、これを引き継がなければいけないという思いがそこにはあった。2.4ヘクタールの農地を守るため、勉強会などに積極的に参加。いまでは温州みかん以外にも40種類ほどの柑橘を栽培している。
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今後に向けて、さらに技術を磨く。
三ケ日では専業農家の若い人が頑張っているので、生産量自体はそんなに減っていないです。ですが兼業農家がどんどん辞めていき、新規就農者は少ないのが実情です。そんな状態ではありますが、私としては父の代から特別栽培というなるべく農薬使用を減らした農業に取り組んでいますので、できるだけ手間を減らせるように研究して、土とみかんの木の力でいいものができるように育てていければと思っています。